猫とワタシ

ご供養物語

2014年6月 大日如来さまに導かれて始まった 広く深い故人のご供養のお話

この記事のみを表示する65番目は 伸太さん

供養



65番目にご供養させていただいたのは、伸太さんです。
彼は とても背が高い男性。

何が気掛かりなのでしょう?

どうして 私はこんなに背が高くなったのでしょう?
それが気になって仕方がありません

そんな風に仰いました。

背が高くて 何か 問題があったのですか? と聞いてみました。

いいえ 特に問題があったわけではありません

そうですか・・・
伸太さんが生きた時代をみせていただきました。



背が高いことで たくさんの人が伸太さんに助けを求めてやって来ます。

なあ 家を建てるんだが手伝ってくれないか?

あいよ と気軽に伸太さんは出掛けて行きます。
背が高いだけでなく、力も強いので一度にたくさんの材木を高いところへあげることもできます。

ある時は、天守閣に登らせてもらい 城下の様子をお殿様に報告しました。

どの時も、伸太さんは重宝がられ 何を頼まれても嫌と言わず引き受けてくれる伸太さんは、みんなから好かれていました。



それなのに、なぜこんな風になってしまったのだろう と思うと、光の元へと還ることが出来ないのです。



伸太さんに生まれる前の時代をみせてもらいました。

小さな体で、ちょこまかと動くのですが とても器用でしかも 走るのも早い。

この時も たくさんの人に愛されていました。
でも、なぜ こんなに小さな体なんだろう 大きくなりたいな と思っていました。

前生の様子をお伝えしましたが、腑に落ちない様子です。

そこへ大日如来さまが来られました。

何をそんなに 望むのですか
あなたは 力が強いし 機転が効く
何を頼んでも 笑顔でさっさとやり遂げる

そんなあなたを まわりの者はみな 良い人だ ありがたや と思っているのに、なぜ それで満足しようとしないのですか?

体が小さい時も同じこと

あなたが望むから大きくしたのに、いや もっと遡れば あなたが望むから小さくしたのに、大きくなりたい と言い、大きくしたら どうしてこうなのだ? と悩む

いったい どうなりたいのですか?

伸太さんは思いがけない言葉に、真っ赤になりました。

私は・・・
きっと ほかの人と同じようになりたいのだと思います
人並み外れて 大きいとか 小さい ということが嫌なのだと思います

やっとのことで そう答えました。

人はみな いろいろな特質を持って生まれてきています
あなたが望んだ 大きな体も、今回は背が高い ということでしたが、元々のあなたの気性が良いので みんなはあなたを恐れず 役にたってくれるので ありがたや と手を合わせていました

体の大きさ とか 見た目の良し悪しは、本来 どうでも良いことです

それ以上に 素晴らしいものを持っているのに、もっともっと と欲張る
私たちはあなたの願いをいつも聞き入れていますが、そのことでまた新たな願いが生まれたり、気にかかって光の元へと還ることが出来ないのは、私たちの望むことではありません

もっと 足る ということを知りなさい

そうすれば、大きいことも 小さいことも 感謝し さっさと光の元へと還ってくることが出来るでしょう



伸太さんは、うつむいて話を聞いていましたが、お話が終わると しっかりと顔をあげて にっこり笑いました。

はい 大きな体で たくさんの人に喜んでもらえる仕事が出来たことを 嬉しく思います



そう言うと、辺りが金色に染まり その中で伸太さんも金色に輝き始めました。

さあ と大日如来さまに促されて、さーっと 光の元へと還っていきました。
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