猫とワタシ

ご供養物語

2014年6月 大日如来さまに導かれて始まった 広く深い故人のご供養のお話

この記事のみを表示する63番目は木村屋さん

供養

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りんどうと孔雀草から 紅色の小菊に変わりました。
もう少しすると、黄色い小菊が咲き始めます。

そんな63番目のご供養は、芦屋小雁さんによく似た 木村屋さんのご主人です。
代々昆布の卸問屋をされているそうです。

どんなことが気に掛かっているのでしょうか?


あたしはねぇ とても気が小さな男でねぇ

そんな風に話を始められました。

昆布はねぇ 北海道のものが一番!
でもねぇ 運ぶには船を使います 
それが長旅でもあるので、時には届かないこともあってねぇ
もう あたしはそれが心配で心配で 気の休まる時がなかったのよ

あたしはそれでもやってきたけど、息子にねぇ 譲ったわけでしょう
どうなったか 気になってねぇ
あの子に あたしと同じ 心配ばかりかけたんじゃないかと 心配なの

あの子は大丈夫だったかしらねぇ


喋り方は 少し女性っぽい方ですが、心配性ながらしっかりと商いをされ、息子さんに譲られました。
でも 心配な部分も一緒に譲ってしまったことで、息子さんをとても心配されていました。

息子さんに来ていただきました。

おやじさまは 本当に心配性な方でした
それはそれとして、あまりに心配ばかりするもので、おふくろさまと笑うこともありました

そんな風に生きたので、おやじさまほどの心配性にはなりませんでした

そうでしたか。

はい、それに おふくろさまとも相談し、昆布で大儲けをした後は、すっぱりと商い替えをいたしました

おやじさまには 申し訳ないと思いましたが、天候に左右される商売ではなく時流に乗った商売をしようか とおふくろさまと話がまとまりまして・・・

おふくろさまがハイカラな人だったので、洋装 に手を出したのです
それが成功しましてね

デパートにも店を出していた時期があります

木村屋という屋号を残すため、元の店を改装して 着物と洋装と両方並べたりもしました
私たちは 実に堅実に商いを続けたと胸を張っておやじさまに報告することが出来ます


そんな風に仰いました。

それを聞いて、ご主人は 涙をにじませながら 良かったよかった と繰り返しておられました。

息子さんの前に出てこられたご主人は、嬉しそうに息子さんの手を取り言いました。

あなたがあたしほどの心配性でなくてよかった
考えれば、あなたには おふくろさまがついていたんだものねぇ
あの人は しっかりものだったから

そう言って、にっこりと笑いました。

その ご主人の奥さま - おふくろさま、ご主人のお母さまも出て来られて、若かりし頃のご主人の小心者ぶりを皆さんで笑っておいででした。

もちろん ご主人も大笑いされていましたよ。

そして 皆さんで 一緒に光の元へと 還っていかれました。



ありがとうございます(^人^) 




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