猫とワタシ

ご供養物語

2014年6月 大日如来さまに導かれて始まった 広く深い故人のご供養のお話

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この記事のみを表示する40番目は田吉さんとよしさん

供養

40番目のご供養は 田吉さんです。

田吉さんは大きな庄屋のひとり息子として 大切に育てられました。
歳の離れた姉がひとり いました。

田吉さんはとても甘えん坊で、いつも母親を追っていました。
父親も姉も、田吉さんが幼いころは苦笑しながら見守っていましたが、成人しても嫁取りの話にまったく興味を示さない田吉さんを困ったものだ と叱るようになりました。

それでも 田吉さんは母親一番で、父親の話も 姉からの説教にも耳を貸しません。

結局 後継ぎがいない ということで庄屋さんはつぶれてしまいました。
村には、庄屋さんと肩を並べるほどの豪農が居まして、そこに姉が嫁いだこともあって その後の村の取り仕切りには問題ありませんでしたが、姉はずいぶんと歯がゆい思いをしました。

田吉さん 何が問題だったのですか?

そうですねぇ 私は母と暮らせて幸せでしたが、やはり 家をつぶしたことでしょうか・・・

なんだか さほどの反省も感じられないのですが・・・

ええ それほど悪いことをしたと思っていないのですよ

それでも ご供養を希望されるんですね?


なんとも不思議な関係でした。

田吉さんと母親のよしさんとは、本当に大の仲良し。
それを苦笑しつつも 見守っている父親と姉。
母親は成人した田吉さんに縁談が持ち込まれても、勧めることもせず かといって断ることもせず・・・

そういう母親に父親は苦い顔をしますが、田吉さんも縁談のことは全く気にせず よく働いていましたから、何とはなしに延びていたのでした。

事情が変わったのは、よしさんが病を得て急に亡くなってしまってから。
田吉さんはまるで生きる気力を無くしたように元気がなくなり、やがて母親のよしさんを追うように亡くなりました。


なぜ ここまで田吉さんは母親のよしさんに固執したのでしょう?

田吉さんとよしさんの過去生をみせてもらいました。

その時代は、よしさんが田吉さんの娘でした。
その当時も とても仲の良い父と娘でしたが、ある時 娘が川に落ちて流されてしまいました。
その娘を助けることのできなかった父親は、どんなにか 自分を責めたことでしょう。

川に落ちた娘が 母親のよしさん
川に落ちた娘を助けることが出来なかった父親が 田吉さん

次の世では必ず 護るんだ と強い決意で、よしさんを選んだんですね。
そして 息子としてしっかりと 母親を護り 最期を看取ってそして 自分も後を追っています。


こういうご縁は、どこかでしっかりとご供養しないとずっと繰り返します。

そういうことだったのですね・・・


田吉さんとよしさんに愛と信頼の木の実を食べてもらいました。

ふたりは向き合って 笑顔で食べ続けています。
さまざまな思いが去来しているようです。
言葉はなくても 通じ合っているんですね

やがて二人は笑顔のまま 光の元へと還っていきました。

そこへやってきたのは、田吉さんのお姉さんです。
聞くとは無しに 聞こえたようで、納得したように言いました。

そういうことなら 仕方がないわね・・・

お姉さんも木の実を食べて、やがて光の元へと還っていきました。


ありがとうございます(^人^)







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